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設立趣旨 / 理念

 高齢化社会が急速に進展し更なる社会の発展には性別・年齢・障害の有無等に拘わらず一億総活躍が必要といわれる時代に入ってきたと言われているが、所謂高齢者と称される人達は長年の職務経験・人生経験による実務的専門知識や技術又は独自の実務ノウハウ又は独創的発想を持っている者も多いにもかかわらず、「一定の年齢を超えている」というだけで、能力を活かせる場を提供されることは非常に少ないのが現実であり、多くの有能な人々が日々に焦燥感を持ち、精神的な圧迫によってやがて心身共に衰えて行き社会的非存在人と化してしまう懸念も生じてきている。

 

 昔から時間に余裕のある人を「ヒマジン」と呼び役に立たないという意味も含めて揶揄される場合もあったが、最近の高齢者を良く見てみると、身体的には活動が可能であり人格は社会的な辛酸を経験することによって練達され豊かな個性を持っている場合が多く、かつ苦しい中にも明るく過ごすというユーモァを解する者も多いことに気付く。

つまり「ヒマジン」であることに加えて「ヒューマニティ」と「ユーモァ」を加味し、新語として創るならば「ヒューマージン」とも称される者ではないかと思われ、それぞれが用い方によっては社会に有益となる独特の個性を持っている。 ただ、その特性に自らは気づいていない場合が多く、まして他から特性を探し出してくれるというような僥倖はまずないと思われるので、いわば潜在能力が秘められたままの状態になっているものといわざるを得ない。

 一方、他の人の才能を用いることが出来れば、更に人生や事業の難関を乗り越えるための大きな機会となり自らの能力と併せて新たな展開につなげていける可能性を持っている人達も多い。 だが、潜在能力を持っている人と求めている人とは相互の連携がなく、人間の能力が眠られたままになってしまっているのが現在の社会ではないだろうか。この「秘められた潜在能力を持っている人(ヒューマージン)」と「目的達成のために他人の能力の活用が必要な人や団体等」とのマッチングが円滑に進めば、これらの特性は本来の使命を果たすために前進することができる。


 ここに、「ヒューマージン」の発掘と活性化を図ると共に「潜在的にヒューマージンを求める人や団体等」をマッチングする組織として「西宮いきいき塾」の結成を目指すものである。

​ヒューマンジーセンターとは?

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